「は、遥さん、そちらの方は…?」


どう説明しよっかなぁ…ストレートに伝えるのもアレだし…



「…拾った?」


考えた末にそう言うと、拓翔は目をぱちくりさせてる。

いつの間にか集まってたギャラリーも深いため息なんかついてる奴とかいるし。




「ごめん拓翔、とりあえずこの子連れて二階にいるから、バイクはまた後でね」



「うっす!」



この倉庫は一階と二階がある。


倉庫と言っても先代によってだいぶ改造されてるから、色んな設備が整ってて殆ど家みたいに使ってる奴もいるけど。