「ねぇ、何してるの?」 やってる事なんてわかりきってるし、聞かなくてもいいんだけど一応ね。 「あ?…んだお前」 …あ、雨で傘さしてるから僕の顔見えないのか。 「誰に向かって口聞いてんの?」 わざわざ傘をたたんで、前髪をかきあげてやると、男たちの顔は徐々に青ざめていく。 「ひ…っあ、あんたは…!」 もう遅い。 「ばーん。」