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ぱたり、本を閉じたとき、ふと図書館の壁に掛けられてある時計に目を向けると17時半をさしていた。
1時間半、読みふけっていたらしい。
『消える、』は読み終わった。最後まで期待を裏切らないおもしろさだったので、余韻は最高だ。
このまま本屋によって帰ろうかな。
空いた時間に本屋に行くのが好きだ。
積読本は家にたくさんあるし、気になっている本もこの図書室にはたくさんあるけれど、それでもたまたま立ち寄った本屋さんで巡り合う本があることもしばしば。
本は一生ものだから、そこにかけるお金は無駄ではないと、いつかのお母さんに言われたことがある。
とはいえ、バイトはしていないので、行くたび行くたびに買うわけにもいかないので、厳選してどうしても気になるなって思ったものだけ買うようにしている。