そんな時間も長くは続かなくて、大学生になったゆうくんは1人暮らしを始めた。
最後にゆうくんを見たのは私が中3の時で、もう2年も前の事。
そんなゆうくんを見たと言うのだから、びっくりした。
そんなこんなで、実家伝いでゆうくんに連絡を取ったお母さん。
あっさりOKしたらしく、次の日からお邪魔することになったんだけど…。
ゆうくんと待ち合わせのコンビニってここかな?
見ると、1人の男の人が影が出来てる端の方に立っていた。
わっ!!
遠くて顔は見えないけど絶対ゆうくんだ!
久しぶりに会えると思うと緊張する。
ドキドキする気持ちを抑えて、私はゆうくんのもとへ走った。
近く距離に、ゆうくんの顔がはっきり見えてくる。
ミルクティーベージュの髪色が、ふわっと優しく透明感を出してて、
くっきりした二重に、シャープな顔立ち。
スラっとしてるのに程よく筋肉が付いてて、背も高い。
「……」
目の前のイケメンを目の当たりにして、私は不安がよぎった。
ゆう…くんだよね…?
最後にゆうくんを見たのは2年も前の事。
だから今のゆうくんがどんな感じかわからない。
目元はゆうくんそっくりだけど…。
違ったらどうしよ…。