結局あれから凛花ちゃんが帰ってきたのは夜9時過ぎ。




「ごめん、日向ちゃん…」




それが何を意味しているのかは分からなかった。




ひゅうがと知り合いだってことを黙っていたことか。




それとも、コンビニで言い争っているのを私に見られてしまったからだろうか。




でも、凛花ちゃんは私の大好きな従姉妹であるし、今も少し申し訳なさそうな表情をしているし。



悪意はないってことくらい、分かってる。




「凛花ちゃん…ひゅうがと、何があったの…?」