「あ、ありがとうございます…」




わざわざお茶まで出してもらって。




きっと崎田さんはモテたんだろうな。





お菓子も目の前に置いてくれてるし。




美味しそう…。




でも食べる雰囲気じゃないよね。




「…じゃあ、話すとするか」




ごほんと咳払いをするひゅうがのお父さん。





…お菓子ばっか見てたのバレたかな。





こんなシリアスな場面でお菓子に目がいく私、やばいのかな…。




なんて思ってると、ひゅうがのお父さんは話し始めた。




「あれは…だいぶ前の事だったな。