「そうだな…ここじゃなんだし、上がっていってくれ。




…そちらのお嬢さんは…?」




ようやくひゅうがのお父さんは私の存在に気づいたらしい。




「は、春瀬日向です!えっと…季節の春に、浅瀬の瀬、日向はひゅうがと同じ字です!




ひゅうがと仲良くして頂いています!」




カミカミな挨拶をする。




「日向さん、か。自己紹介ありがとう」




ふわっと微笑むひゅうがのお父さん。




こう見るとやっぱり親子って似てるな。




「日向さんもどうぞ上がっていってくれ」




「はい、では是非!」




ということで私とひゅうがはひゅうがのお父さんの家に上がらせてもらうことになった。