ピピピッ、、、ピピピッ
久々にあの夢を見たーー。
もう、何年経っただろう............。
忘れもしない春。
たしかあれは、3年前の高校2年生のとき。
「紗希はやくーーっ!」
「わぁっ!、、花恋まって。落ち着いて」
「早くしないと、先輩通り過ぎちゃうよーっ!」
今、私、紗希は、親友こと花恋が思いを寄せてる先輩が通る、廊下に待ち伏せ中。
私は、花恋に呆れては、いるものの、、、
花恋の乙女心には、敵わない。
花蓮、今日も可愛いなぁ〜!なんて思ってしまっている。
花恋は、モテる。
先週も告白されたみたいだ。
でも、前まで花恋は、告白されては、告白をオッケーしていたが、それも、最近は、キッパリだ。
花恋の一目惚れだという。
私は、それこそ、花恋の恋を応援したいと思っている。
私と、花恋は、高校1年生で出会い、高校2年生でも、一緒のクラスだった。
そして、日がたつ度、親友と呼べるほどに中は、深まって言った。
そう、あの頃までは、、、。
高2の春、花恋は先輩に告白し、成功した。
「花恋〜っ!良かったね!おめでと〜っ」
「ありがとう。紗希のおかげだよ〜〜っ!」
それから、花恋は、毎日先輩と帰るようになった。
ーーある日ーー
キーコーンカーコーン
放課後を知らせるチャイムがなった。
今日は、1ヶ月に1度の予備授業がある。
フフッ、花恋がウキウキしてるっ!
まだ早いのに。
あれじゃ、テストのための授業だと言うのに集中できてなさそうだなぁー。
「はいっ、今日は、ここまで。おつかれ。」
と告げ先生は、教室を出ていったーー。
今日もまた、笑顔で花恋を見送った。
花恋は、下駄箱で先輩と待ち合わせしてるみたい。
今日も、花恋は、楽しそうだったなぁー。
私も、なんだか嬉しいやっ。
私は、あれやこれやと考えていると、教室には、誰も行くなっていた。
私は、急いでカバンに教科書やら、ノートやらを詰め込む。
みんな、もう、帰ったみたいだ。
ふと、目の隅にオレンジの光が差し込む。
窓を見ると、
「うわぁー、キレイ、、、。」
私が、見たのは、茜色の空。
あたりがが真っ赤に染まっていく。
まるで、夕日が僕は、ここにいるよって言ってるみたい。
夕日の存在感は、圧倒的なのにねーー。
ガラガラッ
ん?誰か、来たのかな、、、?
え?!
な、んで、、、