「あっ、ありえないですっ! 伊織様にそんなことさせるなんて…っ! ロボットの分際でっ!」
そう言われた瞬間、俺はムッとした。
『ロボットの分際』ってなんだよ…。
まるでロボットは人間未満って言ってるみたいじゃないかよ…っ!
心の中でそんな怒りの言葉達を抑えながらなんとか感情をコントロールする。
「…ロボットの分際で俺様にたてつくのか…?」
あえて『ロボットの分際で』と言う言葉を彼女の言葉から引用して言った。
「いいよ、やるよ」と言うと彼女は絶対に譲ってはくれない。
俺も少しは反省してるんだよ…。
全てをロボットに任せるなんてどうかしてるよな…。