みゆ視点
「失礼します。渡部先生いますか?
立花みゆです。」
しゃっ
「保健室へようこそ。待ちくたびれてたぞーーーみゆ。」
「あれ?渡部先生。どうして白衣を」
すると先生は顔だけ笑いつつ冷静に一言
「そこ違う。秋斗だろ?ほら。昔のように言って?ここには俺とみゆしか
いないんだから。」
「ごめんなさい。あ、あきと。」
実は私と秋斗は家が近所で隣に住んでる年上と年下という幼馴染みなんです。
「ん。素直でかわいい」
ビシッと決めてかけていた眼鏡を
片手でとり、ケースに入れてから
近づいて止まった。
「話というか。今までずっと
言えなかった言葉を、直接言いたい。」
どくん・・・
心臓の鼓動が煩く速くなっている。
緊張感が漂う最中に、ドキドキしちゃう
「・・・すき・・・」