お言葉に甘えて、
僕も取調室へと乱入させてもらう。
「星野と申します。
よろしくお願いします。」
「・・・・・・・・・。」
無言のまま会釈をすると、早速今までの筆談によって告白されていた内容を見る。
「・・・・・・・・・・・。」
<ここ最近、将来への不安や焦りから自暴自棄になっていました。
なかなか上手くいかない毎日に、
僕は無意識のうちに周りの色々なものへ、怒りの感情をぶつけるようになりました。>
「・・・・・・・・・・・・・。」
<そんな日々の中、
誰でもいいから人を殺したいという欲求が支配するようになりました。
だからアテも無く、
あの夜は街を彷徨っていました。
セイズ東公園を通りかかった時、すごく弱々しそうな女の人を見つけました。
大の大人がブランコに一人で腰掛けていて。
あの見た目だったから、
僕でも勝てると思いました。
あの時間帯だったから、
誰にもバレずに殺せると思いました。>