「く、胡桃?!」 「ごめんねっ……」 「胡桃は謝らなくていいんだよ、悪いのはあの人達だよ」 「違うの……私、隠してた。 “吸血鬼”だってこと」 「……うん」 「私の過去のこと……聞いてくれる?」 頷くとぽつりぽつりと、胡桃は話し始めた。