「……誰ですか?」

胡桃がチラリを男性を見る。

「この子達ちょー可愛いじゃん!」

「それな? おじょーさんこの後暇? どっか行かない?」

これって……いわゆるナンパ?!

「ごめんなさいお兄さん、私この子と遊んでるから無理」

胡桃がそう言うとそんな事言わないでとお兄さん達が肩に手を置く。

「あの、ごめんなさいほんとに無理なので……」

手をどこうとすると強い力で手を握られる。
思わず背筋がゾクッとした。

「まあまあ行こうぜ〜」

胡桃も嫌そうな顔で手を振り払おうとしている。

「お兄さん、ほんとにそろそろいい加減にしてくれます?怒りますけど」

胡桃が睨んで言うもお兄さん達はそんなの気にせずに私達をどこかに連れていく。

これやばいんじゃ……?!


連れてこられたのは人気のない裏路地。

「いい体してるじゃん!」

お兄さんはそう言って私の体を触る。
うそ、これってセクハラじゃ……

「ほんとにやめてくださいっ!」

押し返そうとするも力が強すぎて敵わない。
どうしよう……!