第3章 雨上がり





雨がようやく上がり、一段落ほっとして隙を見せていた時。



「先輩大変です!ホムンクルス二号がーーーレインの事態が一変しました!」



「落ち着いて。何が起きたのか教えて?」



「実験の手伝いをさせてる最中に具合が悪くなって、その後倒れて意識が・・・」



ホムンクルスは人間とは違い長い時間いられない。過ごす事も極めて難しく困難な生き物。先輩、上司達に昔教わられた記憶が鮮やかに甦り不安になる。いつか、こうなる時がやってくる。訪れるものだ。ずっと一緒に長くいられると思って喜んでいたのに・・・



死ぬ時をただ何もせず放置するしかないのかな・・・っ・・・