「あっ!お金!」






財布の中からお金を取ろうとすると凌牙くんが自分の手で私の手の動きを止めた






「いいから。俺の奢り、食べて?」





凌牙くんの優しい声と顔…






ドキッ!!!!






「っ!!ウン…ありがとう。」






また、ドキドキしている私





「顔真っ赤。」






「うっ。凌牙くんが悪い…」





心臓がうるさいよ…










「ご馳走様でした。」






他愛のない話をしながら焼きそばを食べていた





「なんかまだお腹空くな。」





「うん。お昼ご飯から何も食べてないもんね。」





私も焼きそばでは足りないくらいだ






だから……






「凌牙くん!これあげる!!!!」






「ん?……たこ焼きと肉?」





実は私も屋台でたこ焼きとお肉を2人分買っていたのだ





「うん!少ないけどいつものお礼にと…だから食べて!!!!」