「なにそれ可愛すぎだろ。」





凌牙くんが私に強く抱きつく





いつもなら離してほしいところだけど今は隠れるから離してほしくない





でもその手はすぐに離れて向かい合う状態になる






涼しい風が私達の髪を靡かせる






「あんまり可愛いこと言うと襲いそうになるから…」






「なっ!襲いっ!…次行こ!!!!」





襲うなんて!、こんなところで!!!!





「はいはい。じゃあ、こっち行こうか。」





凌牙くんは私の手を引いて沢山の屋台があるところに進んでいく





「もうっ!変なこと言わないでよね!」





「でも先に赤くなった真菜が悪い。」





「はい…」






「だから、俺について来て?」





「う、ん、、?」





行く場所も分からないまま凌牙くんの後について行った