「まさか真菜からしてくれるとは驚いた…嬉しい…」
凌牙くんの頬が緩んでいる
「だって凌牙くんとキスしたかったんだもん!」
「へーぇ。真菜自分が煽ってるの気づいて言ってるの?」
や、やばい、、、
凌牙くんのペースに巻き込まれる前に止めないと!
「ご飯食べよ!冷めちゃうよ!」
私は途中で終わっていた準備を始めようとして台所に行こうとした
けど凌牙くんが離してくれるわけがなく
簡単に手を掴まれて押し倒されてしまう
「何で逃げるの?まだ終わってないよ?」
まるで子犬のような目で私を見てくる
可愛い……
「っ!!わかったから!まずは食べよ!その後にね?」
言ってしまった…
今更後悔しても遅い。
凌牙くんはさっきの顔とは違って、口角を高く上げてニヤリと笑っていた
「ふーん。じゃあ、先食べよっか。でも後からね?忘れたなんて言ったらどうなるか覚えといて。」
あーーーーこれは完全に私の負けだ