「桃奈、玲司のこと気に入ってんの?あんな無愛想なのに。」
綾が面白そうに聞いてくる。
もー、さっきから楽しそうだなぁ
「れいちゃん、しっかりしてるしカッコいいし、すごいね〜。はるちゃんとも仲良さそうではるちゃんも嬉しそうだから私も嬉しい!」
弟が増えたみたい〜なんて、
話してると、
綾がまた、れいちゃんと口に出しながら吹いている。
過呼吸になりそうなぐらい笑うから少し心配になる。
まぁでも綾がこんな笑ってるの珍しいかも。
「桃奈がいいならあの無愛想まかせたよ。最近帰り遅いからついに彼女でもできたかと思ってたら…ぷっ」
また笑い始める。
もーさすがに笑いすぎじゃない?
「俺も彼女かなって思ってたら、遥くんと桃奈だったとは…」
って恭介が付け加える。
「安心して任せて!れいちゃんはもう2人目の弟みたいなもんだから!」
ガッツポーズしながら言うと、
綾が吹き出して机を叩いて笑って、
話を聞いていた他のメンバーは全員呆れ顔。
…なによ、その目…?