「終わったああああ!!」
私は綾の部屋で叫ぶ。
「ほんと、お疲れ。」
綾が入れてくれたカフェオレを飲みながらホッと一息つく。
課題を最後わからないところを綾と2人でクリアして、
バイトも今日の午前まででとりあえず詰め込むのはひと段落して、
明日からはみんなとお疲れさまも含めて服作りしたり打ち合わせしたりずーっと服を考えられる合宿!
「ほんと心配かけてごめんね。」
「ほんとよ。倒れたらしいしね。」
ウィンクしながら言われたと言うことは…
「あ、あの、れいちゃんのことだけど…」
「おめでとう。大事にしてもらいな。」
私が言う前に綾がそう返してくれた。
「ありっがとう!綾大好きー!」
ぎゅーっと抱きつくと面倒くさそうに、
でも優しく抱きしめ返してくれてすごい嬉しい。
と思ってたのも束の間、
「さ、話も課題もバイトも落ち着いたところで、明日の準備で足りないもの買いに行こう。」
と、簡単に引き剥がされて、
はい、出るよと急かされる。
えぇーもうちょっと親友の抱擁を…
なんて思ったけどそんなこと言ったら置いていかれること間違いなしなので慌てて準備してついていく。
ショッピングセンターにつくなり、
花火とか遊ぶものをポンポン買い物カゴに綾が入れていく。
「あ、今年海の近くのコテージらしいから水着も買おう。桃奈も水着持ってきなよ、海はいろ。」
「海か!私何年も前の水着しか持ってないからバイトがんばったしご褒美で買おうかな!」
「いいじゃん、攻めたのにしよ。」
え、攻めたの?
聞き間違いかと思いつつも、綾と一緒に買い物を楽しむ。