次の日の部活終わり、
「玲司今日ひま?」
遥に声をかけられる。
隣に横山はいない。
「買い物行きたいかなってくらい。」
「俺もついて行っていい?」
「いいけど。」
遥も横山のクリスマスプレゼントを悩んでるのかな。
二人で部活のプレゼント交換の分も探しながら歩く。
「姉ちゃんが昨日〜」
と楽しそうに桃奈さんとの話をする遥。
よかった、本当に。
二人とも前にも増して仲良くなったと思う。
遥もあの日をきっかけにいろんな話をしてくれるようになったって嬉しそうだった。
「で、萌愛のプレゼント候補を姉ちゃんに教えてもらったら、萌愛ならさりげないスマホケース お揃いとか、コスメならこういう色味がいいとか教えてもらったから一緒に悩んで!」
ふ、なんか、可愛いな。二人揃って。
「ん、俺も桃奈さんのプレゼント選びたかったから。付き合って。」
「え!姉ちゃん知ってんの?姉ちゃん用意すんのかな?」
「俺が渡したいだけだからいーって。」
「そっか!じゃあ一緒に探そ!」
遥はニカっと笑って、
色々店に入る。
女性用の店にも二人ならまだ入りやすい。
遥ときてよかった…