私はしばらくしてから、幹部室に戻った。



「日向ちゃん、ゴメンね。オレら日向ちゃんがチョコ苦手なの知らなくて…」



早速春が声を掛けてくれた。




春は悪くないのに、本当にいい子だ。




「全然!でもせっかく蓮さんの誕生日なんだし、チョコ使おうよ!」




「…ありがとう、日向ちゃん」



「蓮さんはどういうやつが好きなの?」



私はそう尋ねてみた。



「チョコフォンデュだよ」