するといきなり



「おっはよーーーーーっっ!」



と誰かに抱きつかれた。



彼女は私の友達、佐藤凛音(さとう りんね)。



背が高くて足もスラッとしている、いかにもスポーツ女子って感じの女の子だ。



いつも私は彼女のことを「凛」と呼んでいる。



「凛!」



「日向ぁー何組?」



「2」



「うっそー…あたし5組なんだけどぉー」



凛は恨めしそうに名簿を見た。



「凛は知り合いいた?」



と私が尋ねると、