そうこうしているうちに、辺りはすっかり見慣れた街。



「ねえ、コンビニ寄っていい?



アイス食べたい」



「またお前アイスかよ…」



呆れながらも、ちゃんとバイクをコンビニに停めてくれるひゅうが。



なんだかんだで優しい。



「330円でーす」



結構奮発しちゃった。



お金を出そうとポケットをまさぐる。



…あれ。



金、ない。