「でさ、大体予想はつくけど雅暉さんと何かあったんでしょ?」


「う・・・・・・・・・・・・。はい・・・・・・・・・・・・・・・」


 よく雅暉さんと一緒にいる空さんのことだから、私たちの様子を見てすぐに気付いたのかもしれない。


 もう誤魔化せないと思い、私は正直に答えた。


「俺さ、雅暉さんが如月出す前から同じお店でバイトしてたんだよ。だから美舟さんともその頃から知ってる」


「え・・・・・・。そうだったんですね」


 
確かに雅暉さんととても仲が良いのは知っていたけど、そんなに前から知り合いだったのは知らなかった。


「うん。だからね、まあ、良いとこも悪いとこもそれなりに知ってるつもり」