ガチャ



誰かが私の部屋のドアを開けた音がした。




まさか、ドロボー‥‥‥?




「ぎゃ————!!」



私は手当たり次第、物を投げ出した。



「痛え!春桜!やめろ!」



その声‥‥。



「くく、空芽‥‥‥?」



「そうだ」



ドカーン!



「ぎゃ——!」



安心して気が抜けた途端、大きな雷が落ちた。



めっちゃ近かったよ、今の!?



私は急いで空芽に抱きつく。



無理無理無理無理!



もう私、寝られないよ!?