「…で、今日はどこの部屋で寝んの?」


「恵都兄の部屋でもいいかなぁ?」

いつも、遥くんの部屋で寝てるから
少しなぜか緊張する。

「……先に寝るならいいけど。俺は明日休みだからゲームするから」


「うん、分かった」


恵都兄の後を追いかけるように、部屋に行った。

普段、そんなに立ち入らない恵都兄のお部屋は
模様替えでもしたのか、
前とは少し違っていて、すごくシンプルになっていた。