「ほら、やっぱり〜♪由奈当たった♪」 きゃっきゃっと、騒ぐ由奈ちゃん。 「…そんなことより、優樹菜の私物どれ? これから俺らの部屋で寝るから。優樹菜、まとめて?」 「あ、うん、」 私が部屋に入ると、由奈ちゃんと優希人くんは 無言で私を見ているような気がした。 一通りまとめ終わると、恵都兄は その部屋の扉を閉めてくれた。