心配してくれてるから、怒ってくれてるのに
この雰囲気に耐えられなくて、
涙が溢れてきた。
それをみた、恵都兄はイライラした様子になった。
「いや、何泣いてんの?心配して言ってるだけなんだけど……はぁ。本当に泣くの鬱陶しいし、気遣うんだけど。泣かずに受け止めてほしいんだけど」
「恵都くん、優樹菜めんどくさいよね、もぉ行こぉ?」
と、由奈ちゃんが恵都兄の腕を引っ張った。
恵都兄は、イライラしながら由奈ちゃんと行ってしまった。
恵都兄に置いていかれて、悲しくて寂しくて…
立ち尽くしていた。
本当は追いかけたいのに、追いかけれない…
由奈ちゃんに笑われると思うから…
「優樹菜?…やっぱ優樹菜じゃん、どうしたの?
学校は?遅刻しちゃうんじゃない?…俺は仕事が片付いたから、今帰りなんだ」
「遥くん…っ」