目覚まし時計が、鳴った。 「…!」 「起きた?脚大丈夫そうか?」 立ってみて確認したら、痛みは無かった。 「…あ、うん、大丈夫」 「そっか、よかった」 そう言うと、恵都兄は準備しに部屋を出て行った。 私も準備する事にした。 いつも朝ごはんは、恵都兄の隣なのに 私の場所には、なぜかすでに由奈ちゃんが座っていた。 「…」 恵都兄も、由奈ちゃんに何か言うわけでもなく… 私は無言で違う席に座り、ごはんを食べて部屋に戻った。