そう言うと、すぐに私を抱えて、部屋まで連れて行ってくれる。 それと同時に、恵都兄の香りに安心して、一瞬で眠気に襲われた。 「恵都兄…待って!」 自分の寝言で、目が覚めた。 恵都兄が、私をベッドに横たわらせようとしていた時だった。 「大丈夫だから、朝まで一緒にいるから、安心しろ」 「…うん」 恵都兄も、ベッドに横になって、私にブランケットを 掛けてくれて、私は安心して眠りについた。