先生はこの自分の気持ちに気づいているだろうか。

先生は話し終えた後、順番に第一希望の役職の所に名前プレートを貼りに来るよう指示した。

自分は真っ直ぐ学級委員の文字の下にプレートを貼った。

席に座って全員が貼った黒板を見ると自分以外に学級委員立候補者はいなかった。

すこしホッとした。

でもまだこれからだ。
クラスの過半数以上の信任が取れなければ、学級委員になることはできない。

先生はもう一度 話をした後、学級委員立候補者の信任から取り始めた。

クラスは静まった。
そして伏せ、数秒立った後顔をあげた。

心臓の音がクラスに響いてるんじゃないかというくらい脈打っている。