僕は、茜ちゃんをそっとベンチに座らせて、靴擦れしている足の親指と人差し指に絆創膏を貼った。 「るい君、絆創膏なんて持ってたの?」 「あぁ、これもし茜ちゃんに何かあった時のために買ったやつ」 って、僕なに暴露してんの。 「私の為に…?」 「ん、そーだよ」 「へへ、ありがとう」 まただ。 何でか、茜ちゃんの可愛い笑顔を見ると心臓がバクバクしてる。