しーんと静まり返ってしまった。
必死に答えた私の反対、彼は理解したように安心のため息。
「抱く」って、こうして抱き締めることだよね…?
それなら毎日のようにしてもらっている。
「……正気か」
「え、違うの…?」
「ぜんっぜん違ぇよ……。いやそれもそれで間違ってはねえが……お前、ガキの作り方知ってるか」
「うん。男の人と女の人が一緒に寝たら神様が与えてくれるんだよ」
そしてそれは、またまた長いため息と共に。
すると土方さんは目を据わらせながら質問してくる。
「んなら、その男と女が寝るっつう意味は?」
「えっと…仲が良いから一緒に寝るんだよね…?」
「馬鹿野郎、接吻の先があるだろうが」
「そっ、それは知ってるよ…!」
なんだ、知ってんじゃねえか───と。
土方さんはストンと納得したようだった。
「裸で……その、」
「それ、俺達もするからな」
熱を帯びる私の顔を、夜風がギリギリ冷ましてくれた。