「樹くん。あの綺麗な女の人は誰?もしかして浮気してるの?会う約束を断ってまで…

そこまで大事な人?

やだよ、やだよっ

別れるなんてやだよ!」



こんなにでっかい声を出したのはいつぶりだろう



「樹くんのことが好きなの!」



「だからっ   」


その後は言えなかった



暖かいものに包まれていたから…


私の大好きな匂い…

大好きな手