「ゆ、夕飯?んーー、じゃあ、カレー。」

「カレーかぁ。なら、鶏肉買わないとなー…、」


お母さんは侑に

夕飯食べてく?と聞いて

侑はこくりと頷いた。


「それじゃあ行ってくるわねー、」


繋いだ手を離すタイミングを完全に見失って

私はそのまま行ってらっしゃい、と

お母さんに手を振った。