『杉野、』

「ん?」

『ちゃんと渡せるといいね。』

「……うん。…てか、絶対ちゃんと渡すし!」


羽瑠がこんなに協力してくれたんだもん、と私が言うと

そうだね、と氷室は言った。


「あっ、立花と氷室も、ね!ほんとにありがと、」

『別に俺らはここで待ってただけだから。ねぇ、颯、』

『んぁ?そーそ。まじ美味かったから、自信持って渡せよ、』