「だから、今日は遠慮してもらってもいいかな?」

ただの幼馴染の私に嫌だなんて言える権利なんてない。


響ちゃんから咲さんのことを改めて紹介されるのも怖い。


彼女が泊まるから帰ってなんて響ちゃんから直接言われるのが耐えられなかった。


「わかりました.....帰ります。」


家は隣だ。


同じマンションに住んでまだ1年も経ってない。


恐れていたことがついに来てしまっただけ。