「こっちは、咲、こっちは紬」


「初めまして。」


「紬ちゃんね?話は聞いてるわ。」


響ちゃんと咲さんはどんな関係なんだろう。


よくわからないけど何だか泣きそうになる。


ピンポーン


ピザ屋さんが来た合図が聞こえてきた。


「ちょっと待ってて」


響ちゃんがテーブルに置いてあった財布を持って玄関にまた向かった。