「紬?」 「響ちゃん、帰るね」 「えっ?ピザは?食べないの?」 響ちゃんは優しいね。 でもその優しさが今は悲しい。 咲さんとの仲の良さをピザを食べながら見せられるなんて無理だ。 「咲さんと食べて....」 「紬?」 響ちゃん、もしかしたら私のせいでずっと咲さんを部屋に呼べなかったのかもしれない。 ごめんね、響ちゃん。 「ごめんね」 「謝る必要はないけど.....」