――――おい、俺


「お邪魔します」


どうしてこうなった?


「狭いし。なんもないよ」


美少女をうちに連れてきちまった。


最初から小柄だとは思っていたが、パンプスを脱いだトウカは更に背が低い。

俺のとなりをてこてこ歩いている。


……小人か。


「風呂とか使いたいなら。使っていいよ」

「いいんですか?」


警戒心、ゼロ。


「でも。……着るものが」

「俺のでいいなら用意するけど」


カノジョ泊めてるってよりは、親戚の女の子の面倒でもみる気分だな。


「ありがとうございます!」


素直でかわいい。