なーんて、半分ウソです。


安心してください。

触られていません。


"フリ"だけです。


だってわたしのカラダに触れていいのは

センセ、だけだもん。


へへ。

今はまだ照れ臭くて、言えませんけど。


それから周りにいた人間もエキストラみたいなものですからご安心を。

一般人は巻き込んでません。


どうしてこんなことしたか?


それはですね。


少女漫画みたいにカッコよくセンセに助けてもらいたかったからですよ。


センセはわたしの期待通りに動いてくれました。


ううん……期待以上でした。

放っておくことだって、できたのに。


終電逃してまで助けてくれた。


優しいです。


惚れ直しちゃいました。