(た す け て)
そう、訴えかけてくるような目だった。
顔をあげた少女と視線が絡み合い
絶世の美少女だ、ということに気がつく。
ンだよ。
イヤならイヤだと抵抗しやがれ。
可愛いからって
そんな目で見れば誰でもかまってくれるとか思ってんじゃねえよ。
こんな時間に一人で出歩くお前にだって少なからず問題はあるだろ。
だけど
どんな落ち度があったとしても
この件に関して絶対的な悪は
「……っ」
怖くて声も出せない少女ではなく
どう考えても
――――加害者の、痴漢野郎だ。
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