(言ってしまった……。)
「おいこら聞いてんのかよ!?」
「ひゃい!」

梓瀬君はキレてしまった……。

(でもそんなに怒らなくても良くない?)

少し梓瀬君を睨むと
その視線に気づいた梓瀬君は

「お前…俺を睨むとはいい度胸してんな…」

私は完全に梓瀬君をキレさせてしまったのだと気づいた。