次の日、下駄箱を開けると手紙が入っていた。
(もしやこれは……)
「放課後、校舎裏に来てください」
「ラブレターじゃん!」「だよね!」
私はこの手紙の事を未紅に話していた。
「でも界乃って誰だろ?」「さぁ?」
二人で誰なのか悩んでいると

「何してんの?」と後ろから声が聞こえてきた。
声のした方へ振り向くと
「桃世ちゃん!おはよう!」
私が笑顔で挨拶をすると
「面倒臭い。挨拶なんて気分じゃないし」
「桃世ちゃん……相変わらずドライだね……」
私がそういうと桃世ちゃんは「は?」という顔で私を見てくる。