
- 作品番号
- 1600813
- 最終更新
- 2022/10/22
- 総文字数
- 212,910
- ページ数
- 464ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,721,389
- いいね数
- 472
- ランクイン履歴
歴史・時代1位(2020/05/10)
灯りの無い町、不恰好な握り飯、
刀を差した侍、月が照らす道。
出会いは、そんなもの。
『───寂しいってなぁに?』
愛情を知らずに育った少女がひとり、
幕末の世を彷徨う。
『はっ、死後の世界だ?
俺達まで勝手に殺してんじゃねえ』
けれど、そこには。
“過去”では知れなかった、
ごくありふれた幸せ─愛情─があった。
*
『笑ってくれ、トシ。…俺は鬼にはなりきれんよ』
少女を拾った男は、
そう言いながらも嬉しそうだった。
『俺からすりゃあ近藤さん。
あんたが一番の鬼だぜ』
“時として愛情は、哀しみを連れてくる”
*
彼等と交わした約束はいつだって
やさしくて 、 あたたかくて
そして
『───…幸せになれ。』
哀しいほどに、綺麗だった。
浅葱色の約束。
*
*
※理人の原点です。
拙い文章力ではありますが、それ含め大切
にしているため、あえて訂正していません。
歴史に沿っているようで忠実ではございません。
年月、方言に差異があります。
それら諸々了承の上、温かい目で
ご覧になっていただけますと幸いです。
この作品のレビュー

2022/11/28 01:02
投稿者:
如月深紅
さん
浅葱色の約束。
個性豊かな新撰組の方々と、寂しさを知らない少女梓の物語です。時には喜びを、時には哀しみを、そして残酷さを、儚さを。本当に綺麗に、丁寧に紡がれた作品です。キャラクターひとりひとりに息が吹き込まれていて、美しい作品です。 涙無しでは読めませんので、必ずハンカチ、ティッシュを握りしめておくことをお勧めします。 読んで後悔はないと断言できる神作品です。 ぜひ、読んでみてください。

2021/12/08 14:08
投稿者:
わたがし
さん
ぜひ読んでください。
このシリーズの良さは400文字程度では表せません。 ですが,私という1人の人間が,心から書籍化を望む程面白いという事を確約します。 あぁあと,涙無しでは読むことが出来ないでしょう。 ハンカチを用意してから読むことをおすすめします。 どうかこのレビューを見つけてくれた皆様,ぜひ一巻であるこの作品だけでも目を通して見てください❗