沖田「…なんで雪ちゃんはいつも
自分の気持ちを隠すの!
僕らは本当に心配してるんだよ!?」




雪都『偽りの僕が心配されても
嬉しくない!!
誰も本当の僕を知らないからっ!!』




沖田「なら本当の雪ちゃん、
有栖雪都を見せてよ!!
僕だけだったの?
雪ちゃんを、信用してるのは…」




雪都『僕も信用してるよ…
でも怖い…また否定されるかと思うと…
僕の存在を否定されたら…』



沖田は雪都の部屋の扉を開けた。



雪都『あ…そう…くん』



沖田が見た雪都は


傷だらけだった。



部屋は荒れ、物が壊されている。



ギュッ


沖田「僕は否定しない…
僕は何があっても雪ちゃんを
否定しないよ…だから本当の
雪ちゃんを見せてよ…!」



雪都『うっ……そうくん…!』



雪は涙が枯れるまで泣いた。




そしてそのまま眠りについた。