ベンチに戻るともう次の試合が始まっていた。 「莉桜ちゃん。もうベンチ片付いたよ?」 後ろから蘭架さんが言った。 『あっ…本当にすみません……!!ありがとうございました』 「マネージャー… 辞めないんだね…??」 『何で知ってるんですか……??まさか盗み聞き…』 「してないわよっ! ずっとベンチ片付けてた。 莉桜ちゃんの顔見たらすぐ辞めないんだってわかっちゃった♪」