『だから……
近づきたくない。

アタシは涼以外は好きになりたくない…』


「莉桜……
けどいつかは涼を忘れて…他の…」


『わかってる…』


アタシは浩の言葉を
さえぎった…


『わかってるけど…
今はまだ涼の事…忘れたら駄目な気がするから…』



「そっか…
涼はこんなに想ってくれる人がいんのにな…

莉桜の事置いてきぼりにすんだもんな…

ひでぇ奴だな…?」



浩は悲しそうに言った。
アタシの頭を撫でながら…