「なぁ莉桜も今、帰り?」

『うん。涼も?』

「おうっ!
一緒に帰ろぜっ~」



この頃になると
莉桜と涼、お互いの
名前を呼び捨てする
仲へと発展していた。



「それにしても1年の俺らは雑用ばっかだよな。
まともにバスケなんかできねぇよ~。」

『だね~っ!
ボール拾いばっかだし』



ねぇ...
涼は誰に対したら
自然に笑ってくれるの?



そしてアタシは
我慢しきれずに
涼にたずねた。