授業中もずっと嬉しくて、嬉しくて、晴香のことばかり考えていた。 晴香とずっと一緒にいたい。いや、一緒にいる。晴香が笑ってるときは俺も笑うし、晴香が泣いてるときは涙が止まるまで隣にいる。 こうやっていろんな思い出を作っていきたい。 "俺が晴香を守る"そう思ってた。 その時までは――… 俺はまだ、"守る"という意味を知らなかったんだ。